大地の再生ワークショップご参加ありがとうございます

ぽぽ村

2018年03月13日 20:23

311。
風のない晴れ渡った日曜日。
素晴らしい天候に恵まれ、大地の再生ワークショップを行いました。

ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございます。

大地の再生の肝は、水が流れると、空気も一緒に流れる。
今の人工物だらけの大地は、酸欠状態。

水の道は、山から海への表層を動く横のラインと、
地表から地中への縦のラインが相似形であること。

自然の水の流れは、ゆっくり蛇行しながら動き、
時に速く、深く穴を彫りながら進む。

人の作業は自然をお手本に、緩やかな溝を掘り、
竹や笹を絶妙な緩急をつけながら差し込んでいく。




自己紹介の後、まずは座学。

大地の再生とは?

この畑のイマココを確認。

地図ズームアウトして、扇状地であることを確認。
時間軸を移動させ、住宅と田畑の増減を確認。

1日の作業内容。








講師の天野さんと後藤さんのセッションは、
端から見てもワクワクするほどのドライブ感

開始時間の一時間前に到着して、とにかく水の流れを読む。

水は、高いところから低いところへ流れるから、と、
畑のアチコチの高低差を読みまくる姿は、
カーリング日本代表さながら。


そして本日のココホ掘れポイントは、
この畑で一番低く、一番人工物であふれている場所。

隣の畑との境界域

でもね、隣の畑の土地を掘るわけにもいかないよね?
とあきらめかけたその時!

隣の畑のおじさん登場!


ということで、めでたく交渉成立

絶妙な天野さんのディレクションに宇宙の法則もノリノリ。
観客は総立ち!

まあ、畑で穴掘ってるんで、基本、総立ちですけど。

境界域においてあったタイヤやら、ナンヤラをどけ、
基本の溝を軽く掘る。
それだけで、空気感が変わってしまう。

そこを主流として、支流の溝を掘る。
蛇行しながら、緩急をつけて。


まず、炭を敷き詰め、竹、笹の順で折り込むように差し込んでいく。



テーマは川の流れのように♪


緩急をつけるという意味でも重要な点穴。
水はけの悪いところには、水の入口近くに点穴を掘り、
逃がしてあげることで、改善されるそう。

今回は、木の周りに数箇所点穴を掘り、
直径が握りこぶし大の塩ビパイプを埋め、
炭を入れ、パイプの周りを竹と笹で固定しました。


点穴掘りは、実に地味な作業ですが、
ここて゜、エアースコップというスゴイ機械が登場!

スンゴイ風圧で、穴を掘りまくります。


予定時間を大幅に過ぎて、ワークショップは終了。
それでも予定していたところまでは、辿り着けませんでした。

最後は、火を囲んでの終りの会。
参加してくださった皆さんへは、もう、感謝しかありません。

311という意味のある一日に、
自然の偉大さを改めて感じ、
同じ意思を持つ人達と繋がれたことに。


いや、ホントのとこは、足腰立たない位ヘロヘロでした。

切りのよいところまで、と、暗くなるまで穴を掘ってくれた
天野さん、後藤さん、本当にありがとうございました。

半端に残りったとこは、翌日仕上げました。
あとは、ぼちぼち、ひまを見ながらがんばります。


目標は、踊るように穴を掘り、
祈るように竹を指す。
風になれ!

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